初心者必見!電動リール釣りを始めるために必要な道具をすべて解説します。
電動リールでの船釣りを始めたいけれど、何を揃えればよいのかわからない…そんな悩みを抱えていませんか?電動リールは確かに便利な道具ですが、本体だけでは釣りはできません。バッテリーからロッド、ラインまで、快適な釣りを楽しむためには様々な道具が必要です。
この記事では、電動リール釣りの経験を積んだ立場から、初心者が本当に必要な道具と選び方のポイントを詳しく解説します。無駄な出費を避けながら、最高の電動リール釣りを楽しむための完全ガイドです。
1.電動リールと必要な道具の基本知識
電動リールとは何か?基本的な仕組み
電動リールは、モーターの力で自動的に仕掛けを巻き上げる船釣り専用のリールです。手巻きのリールと違い、重い仕掛けや大型魚でも楽に巻き上げることができるため、体力に自信のない方や長時間の釣りでも疲れることなく楽しめます。
電動リールの最大のメリットは、一定の速度で安定した巻き上げができることです。これにより、魚の活性が低い時でも効率的に誘いをかけることができ、釣果アップにつながります。
また、水深や巻き上げ距離を正確に把握できるカウンター機能や、任意の棚で自動停止する機能など、手巻きリールにはない便利な機能が搭載されています。
電動リールに必要な道具の全体像
電動リール釣りに必要な道具は大きく分けて4つのカテゴリーがあります:
1. リール本体とロッド系
- 電動リール本体
- 電動リール用ロッド
- PEライン
- リーダー・スナップ
2. 電源系
- バッテリー
- 電源コード
- コネクター
3. 仕掛け・小物系
- 仕掛け一式
- オモリ
- ロッドホルダー
4. メンテナンス・保護系
- グリス・オイル
- 保護カバー
- 収納ケース
これらすべてを一度に揃える必要はありませんが、基本的な道具は最初から準備しておくことをおすすめします。
初心者が失敗しがちなポイント
電動リール初心者が陥りやすい失敗として、以下のようなケースがあります:
バッテリー選びの失敗
最も多いのがバッテリーの容量不足です。安価なバッテリーを選んだ結果、釣行中に電力が切れてしまうケースがよくあります。電動リールの消費電力は意外に大きく、特に大型魚とのファイト時には大量の電力を消費します。
ロッドとのバランス不良
電動リール本体だけに注目して、ロッドとのバランスを考えずに選んでしまうケースです。重すぎるリールに軽いロッドを組み合わせると、持ち重りして疲れやすくなります。
ライン容量の計算ミス
釣り場の水深に対してライン容量が不足していると、底まで仕掛けが届かない事態になります。特に深海釣りでは、十分な余裕を持ったライン容量が必要です。
予算の目安と優先順位の決め方
電動リール釣りを始めるための初期投資は、エントリーモデルで約10万円〜15万円が目安となります。
優先順位別予算配分例(総額12万円の場合)
- 電動リール本体:4〜5万円(40%)
- バッテリー・電源系:2〜3万円(25%)
- ロッド:2〜3万円(20%)
- ライン・仕掛け:1万円(10%)
- その他小物:5千円(5%)
最初は基本的な道具に予算を集中し、経験を積んでから高機能なアイテムにアップグレードすることをおすすめします。特にバッテリーとロッドは妥協しない方がよい部分です。
2.電動リール本体の選び方と必需品

電動リール本体の番手とパワーの選び方
電動リールの選び方で最も重要なのが番手(サイズ)とパワー(巻き上げ力)です。
シマノの番手と適用例
- 600番:タイラバ、アジ、イカなどのライトゲーム
- 800番:五目釣り、タチウオ、中深海の釣り
- 1000番:青物、マダイ、キハダなどの中型魚
- 3000番以上:大型青物、深海魚など
ダイワの番手と適用例
- 200番:アジ、タイラバなどの超ライトゲーム
- 300〜400番:五目釣り、タチウオ、イカ釣り
- 500〜600番:青物、マダイ、カツオなど
- 800番以上:大型魚、深海釣り
初心者にはシマノの800番またはダイワの400番がおすすめです。汎用性が高く、様々な釣りに対応できます。
シマノとダイワの違いとおすすめ機種
シマノの特徴
- 操作性に優れた直感的なインターフェース
- 豊富な機能と高い信頼性
- フォースマスター、プレイズ、ビーストマスターなどの人気シリーズ
ダイワの特徴
- コンパクトで軽量なボディ
- 巻き上げパワーに優れる
- シーボーグ、レオブリッツなどの定番シリーズ
初心者におすすめの機種
| メーカー | 機種名 | 価格帯 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| シマノ | プレイズ800 | 4〜5万円 | バランスの良いエントリーモデル |
| シマノ | フォースマスター1000 | 5〜6万円 | 高機能・高性能の中級機 |
| ダイワ | シーボーグ300MJ | 4〜5万円 | コンパクトで使いやすい |
| ダイワ | レオブリッツ300J | 3〜4万円 | コストパフォーマンス重視 |
電動リール用ロッドの選び方
電動リール用ロッドは、通常の船竿とは設計が異なります。重要なポイントは以下の通りです:
長さの選び方
- 1.8〜2.1m:小物〜中型魚用(タイラバ、アジなど)
- 2.1〜2.4m:汎用性の高い長さ(五目釣り、タチウオなど)
- 2.4m以上:大型魚・深海用
調子(アクション)の違い
- 先調子:アタリが取りやすく、小物釣りに適している
- 胴調子:魚の引きを吸収し、大型魚に適している
おすすめのロッド
- シマノ「ライトゲーム CI4+」:軽量でバランス良好
- ダイワ「紅牙MX」:タイラバ専用設計
- がまかつ「がま船 電動丸」:汎用性の高い万能ロッド
PEラインの太さと巻き量の決め方
電動リールには必ずPEラインを使用します。ナイロンラインでは強度不足で、巻き量も不十分になるためです。
号数の選び方
- 1〜2号:アジ、タイラバなどのライトゲーム
- 3〜4号:五目釣り、タチウオなどの一般的な船釣り
- 5号以上:青物、大型魚狙い
巻き量の計算方法
釣り場の最大水深の3倍以上の長さが必要です。例えば水深100mの釣り場なら、最低でも300m以上のラインが必要になります。
おすすめのPEライン
- よつあみ「ジガー4」:コストパフォーマンス重視
- シマノ「タナトル4」:高品質で耐久性抜群
- ダイワ「UVF PE デュラセンサー」:視認性と強度を両立
リーダーとスナップの準備
PEラインは根ズレに弱いため、必ずリーダー(ショックリーダー)を結束します。
リーダーの選び方
- 材質:フロロカーボン推奨(透明度が高く、魚に警戒されにくい)
- 太さ:PEラインの3〜4倍の号数が目安
- 長さ:1〜2m程度
スナップの選び方
仕掛け交換を簡単にするため、リーダーの先端にはスナップを付けます。対象魚の大きさに応じた強度のものを選びましょう。
3.電源周りで揃えるべき必需品

電動リール用バッテリーの選び方
電動リールの性能を最大限に発揮するためには、適切なバッテリーの選択が不可欠です。
バッテリーの種類
鉛バッテリー
- メリット:安価、大容量
- デメリット:重い、寿命が短い
- 用途:据え置き型として船上で使用
リチウムイオンバッテリー
- メリット:軽量、長寿命、高性能
- デメリット:高価
- 用途:持ち運び重視、高性能を求める場合
マキタ互換バッテリー
- メリット:比較的安価、入手しやすい
- デメリット:容量がやや小さい
- 用途:コストを抑えたい場合
容量の選び方
一日の釣行で必要な容量は20〜30Ahが目安です。予備バッテリーも含めて考えると、40Ah以上の容量があると安心です。
おすすめバッテリー
- BMO「リチウムイオンバッテリー28Ah」:軽量で高性能
- ダイワ「タフバッテリー20000SP」:純正品の安心感
- マキタ「18V 6.0Ah BL1860B」×2個:コストパフォーマンス重視
電源コードとコネクターの種類
電動リールとバッテリーを接続するためのコードとコネクターも重要な要素です。
電源コードの長さ
- 3m:小型船、手持ち釣り用
- 5m:一般的な遊漁船用
- 10m:大型船、離れた場所からの電源供給用
コネクターの種類
- 2ピンタイプ:一般的な電動リール用
- 6ピンタイプ:旧型シマノ電動リール用
- メーカー専用:ダイワなど特殊なコネクター
重要な注意点
コネクター部分は錆びやすいため、使用後は必ず真水で洗浄し、専用グリスを塗布してください。
バッテリーケースと防水対策
船上でのバッテリー使用には、防水対策が不可欠です。
防水ケースの選び方
- 材質:ABS樹脂製がおすすめ
- 防水性能:IPX4以上
- サイズ:バッテリーがゆったり入る大きさ
防水対策のポイント
- バッテリーケースのパッキンを定期的にチェック
- コネクター部分には防水キャップを使用
- 雨天時は特に注意を払う
充電器と予備バッテリーの必要性
長時間の釣行や連続使用を考えると、充電器と予備バッテリーの準備は必須です。
充電器の選び方
- 急速充電対応:短時間で充電完了
- 複数同時充電:効率的な充電管理
- 過充電防止機能:バッテリー寿命を延ばす
予備バッテリーの考え方
メインバッテリーの50〜70%の容量の予備バッテリーがあると安心です。完全に空になる前に交換することで、途切れることなく釣りを続けられます。
船電源との接続方法と注意点
多くの遊漁船では船からの電源供給が可能ですが、いくつかの注意点があります。
船電源使用時の注意点
- 電圧の不安定性:エンジンの回転数によって電圧が変動
- 他の乗船者との共有:同時使用で電圧低下の可能性
- コード長の制限:座席位置によっては届かない場合
接続方法
- 船の電源ボックスを確認
- 適切なコネクターで接続
- 極性(+-)を間違えないよう注意
- 使用前に電圧をチェック
専用バッテリーを持参することで、これらの問題を回避し、安定した電力供給が可能になります。
4.実釣で必要なアクセサリーと便利グッズ

ロッドホルダーとクランプの選び方
電動リール釣りでは、リールを固定するロッドホルダーが必須です。
ロッドホルダーの種類
- クランプ式:船べりに挟んで固定、角度調整可能
- 差し込み式:船の竿受けに差し込んで使用
- 吸盤式:平らな面に吸着、小型船に適している
選び方のポイント
- リールの重量に対応:電動リールは重いため、耐荷重を確認
- 角度調整機能:魚種や釣り方に応じた調整が必要
- 素材の耐久性:海水に強いステンレスやアルミ製がおすすめ
おすすめ製品
- 第一精工「ラーク竿受け」:定番のクランプ式
- シマノ「ライトゲーム竿受け」:軽量リール専用
- ダイワ「パワーホルダー」:大型電動リール対応
仕掛けと重りの基本セット
電動リール釣りで使用する仕掛けは、対象魚によって大きく異なります。
汎用仕掛けセット
- 胴突き仕掛け:五目釣りの基本(3〜5本針)
- タイラバ仕掛け:マダイ専用(ネクタイ・スカート付き)
- テンヤ仕掛け:タチウオ、イカ用
- サビキ仕掛け:アジ、サバなどの小物用
重りの種類と重量
- ナス型オモリ:20〜100号(流れの強い場所用)
- タイラバヘッド:40〜150g(底取り重視)
- テンヤ:10〜40号(アクション重視)
重量選択の目安
- 潮の流れが緩い:軽めの重り
- 潮の流れが速い:重めの重り
- 水深の深い場所:重めの重り
メンテナンス用品とグリス
電動リールの性能を長期間維持するためには、適切なメンテナンスが不可欠です。
基本的なメンテナンス用品
- 真水洗い用具:ホース、ブラシ、スポンジ
- 乾燥用品:マイクロファイバークロス、ドライヤー
- 潤滑剤:専用グリス、オイル
グリスとオイルの使い分け
- グリス:ギア部分、ベアリング(高粘度で長持ち)
- オイル:レベルワインダー、可動部分(低粘度でスムーズ)
おすすめメンテナンス用品
- シマノ「リールメンテナンススプレー」:洗浄と防錆を同時に
- ダイワ「リールガード」:保護膜形成で塩害防止
- フィッシングツール「リールオイル」:汎用潤滑剤
メンテナンス頻度
- 使用後の真水洗い:毎回必須
- グリスアップ:月1回程度
- 本格オーバーホール:年1回または使用頻度に応じて
保護カバーと収納ケース
電動リールは精密機器のため、保護と収納にも気を配る必要があります。
保護カバーの種類
- ネオプレーンカバー:伸縮性があり、様々なサイズに対応
- ハードケース:衝撃から完全保護、運搬時におすすめ
- 防水カバー:雨天時の使用や保管時の湿気対策
収納ケースの選び方
- 内部クッション:リールを傷から守る
- 防水性能:湿気や水濡れ対策
- サイズ:リール本体だけでなく、小物も収納可能
おすすめ保護用品
- プロックス「電動リールカバー」:汎用性の高いネオプレーン製
- シマノ「リールケース」:純正品の安心感
- ダイワ「プロバイザーリールケース」:高い保護性能
あると便利な小物とオプション品
電動リール釣りをより快適にする便利グッズをご紹介します。
必須レベルの小物
- ラインカッター:PEライン専用の切れ味の良いもの
- プライヤー:針外し、ガン玉潰しなど多用途
- タモ:魚を安全に取り込むため
あると便利なオプション品
- カウンターステッカー:水深マーキング用
- リールスタンド:陸上でのメンテナンス時に便利
- バッテリーチェッカー:残量確認で電欠防止
- 予備スプール:ライン号数を変更する際に便利
デジタル小物
- 魚探:魚の反応と水深を正確に把握
- 潮汐アプリ:釣行計画に役立つ
- 釣果記録アプリ:データ蓄積で上達をサポート
価格目安
これらの小物一式で1〜2万円程度の予算を見込んでおくと良いでしょう。一度に揃える必要はありませんが、徐々に充実させていくことで、より快適な電動リール釣りが楽しめます。
まとめ:電動リール釣りを成功させるための最終チェックリスト
電動リール釣りを始めるために必要な道具を総合的に解説してきました。最後に、忘れがちなポイントも含めた最終チェックリストをご紹介します。
出発前の必需品チェック
リール・ロッド系
- □ 電動リール本体
- □ 専用ロッド
- □ PEライン(適切な号数・長さ)
- □ リーダー・スナップ
電源系
- □ メインバッテリー(満充電)
- □ 予備バッテリー
- □ 電源コード
- □ 防水キャップ・グリス
仕掛け・小物
- □ 各種仕掛け
- □ オモリ(複数の重さ)
- □ ロッドホルダー
- □ ラインカッター・プライヤー
メンテナンス・保護
- □ 保護カバー
- □ 真水洗い用具
- □ マイクロファイバークロス
初心者が最初に揃えるべき最小限セット
予算10万円以内で揃える基本セットの例:
- 電動リール:シマノ プレイズ800(4.5万円)
- ロッド:汎用電動リール用 2.1m(2.5万円)
- バッテリー:リチウムイオン 20Ah(2万円)
- ライン・仕掛け:PE3号 300m + 基本仕掛けセット(8千円)
- 小物一式:ロッドホルダー、プライヤーなど(2千円)
合計:約10万円
段階的なアップグレード計画
電動リール釣りに慣れてきたら、以下の順序でアップグレードを検討しましょう:
第1段階(経験半年後)
- 予備バッテリーの追加
- より高性能なロッドへの交換
- 専門仕掛けの充実
第2段階(経験1年後)
- 上位機種リールへのアップグレード
- 魚探などの電子機器導入
- 専用ケース・保護用品の充実
第3段階(経験2年以上)
- 釣種別の専用リール購入
- ハイエンドバッテリーシステム
- プロ仕様の周辺機器
最後に:安全で楽しい電動リール釣りのために
電動リール釣りは確かに初期投資が必要ですが、一度システムを整えれば長期間にわたって快適な釣りを楽しむことができます。無理して高価な道具を一度に揃える必要はありません。基本的な道具から始めて、経験を積みながら徐々にアップグレードしていくことをおすすめします。
特にバッテリーとロッドは妥協しないことが重要です。この2つが釣りの快適性を大きく左右するからです。一方で、仕掛けや小物類は経験を積んでから自分のスタイルに合ったものを選ぶのがベストです。
電動リール釣りは、正しい道具選びと基本的な知識があれば、誰でも楽しむことができる素晴らしい釣りです。この記事が、あなたの電動リール釣りデビューの一助となれば幸いです。
安全第一で、素晴らしい釣りライフをお楽しみください!