シマノの電動リール

【2025年版】電動リール プレイズのおすすめ機種比較|初心者必見の選び方と性能を徹底解説

あなたは「電動リール プレイズってどれを選べばいいの?」と迷ったことはありませんか?結論、プレイズは釣種と水深に合わせて番手を選ぶのが成功の秘訣です。この記事を読むことでプレイズ全機種の特徴と最適な選び方がわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでください。

1.電動リール プレイズとは?基本知識と特徴

1.電動リール プレイズとは?基本知識と特徴

プレイズシリーズの概要と位置付け

電動リール プレイズは、シマノが開発したパワーベーシックモデルとして位置付けられている人気シリーズです。

2017年にデビューしたプレイズは、シマノの電動リールラインナップの中で標準機種として設計されており、コストパフォーマンスと実用性のバランスを重視したモデルとなっています。

上位機種のフォースマスターやビーストマスターと比較すると機能は絞られていますが、船釣りに必要な基本性能はしっかりと備えており、初心者から上級者まで幅広い釣り人に支持されています。

現在、プレイズシリーズには600番、800番、1000番、3000番、4000番の5機種がラインナップされており、ターゲットと釣り場に応じて選択できる充実した展開となっています。

シマノ電動リールの中でのプレイズの特徴

プレイズの最大の特徴は、MUTEKI MOTOR(ムテキモーター)を搭載していることです。

このMUTEKI MOTORは、従来のマグマックスモーターから進化したシマノ独自の技術で、高い巻き上げ力と安定性を実現しています。

プレイズ1000番では最大巻き上げ力49kgを発揮し、中深海の魚や青物との力強いやり取りにも対応できます。

また、コンパクトなロープロファイルボディを採用しており、片手操作がしやすく、長時間の釣りでも疲労を軽減します。

サムレストクラッチ&クイックリターンクラッチにより、クラッチ操作も快適で、仕掛けの投入から回収まで効率的に行えるのも大きな魅力です。

プレイズが人気の理由と評価

プレイズシリーズが多くの釣り人に選ばれる理由は、優れたコストパフォーマンスにあります。

上位機種と比べて価格が抑えられているにも関わらず、実釣で求められる性能は十分に備えており、費用対効果が非常に高いと評価されています。

特に注目すべきは、チョイ止め機能の搭載です。

ボタン操作で巻き上げを一時停止できるこの機能により、タナ取りや誘いのタイミングをより精密にコントロールできるようになりました。

また、静音性の高さも評価されており、「巻き上げ音が静かで周りに迷惑をかけない」という口コミが多数見られます。

メンテナンス性も良好で、長期間使用してもトラブルが少ないという信頼性の高さも、プレイズが選ばれ続ける理由の一つです。

2.電動リール プレイズの選び方【番手別ガイド】

2.電動リール プレイズの選び方【番手別ガイド】

小型モデル(200・600番)の特徴と適用場面

プレイズの小型モデルは軽量コンパクト設計が最大の特徴で、特にプレイズ600番は自重470gと軽量ながら十分なパワーを発揮します。

プレイズ600番はPE2-3号のラインに対応し、タチウオテンヤ、アジ、イサキ、ライトタイラバなどの近海小物釣りに最適です。

マグマックスモーター搭載により、軽量でありながら巻き上げ力15kgを実現し、水深100m程度までの釣りであれば十分な性能を発揮します。

小型モデルの使用場面としては以下のような釣りが挙げられます:

  • タチウオテンヤ(水深30-80m)
  • 近海アジ釣り(水深20-60m)
  • イサキ五目釣り(水深40-100m)
  • ライトタイラバ(水深30-80m)
  • 湾内のマダイ釣り(水深20-80m)

特に操作性を重視する釣りでは、軽量なプレイズ600番の機動力が大きなアドバンテージとなります。

中型モデル(800・1000番)の性能と使い分け

中型モデルのプレイズ800番と1000番は、MUTEKI MOTOR搭載により高いパワーと多機能性を兼ね備えたモデルです。

プレイズ800番は自重615g、プレイズ1000番は615gと同じ重量でありながら、PE3-5号のライン容量で中深海釣りに対応します。

両機種の主な違いは以下の通りです:

項目 プレイズ800 プレイズ1000
PE糸巻量 3-300m, 4-250m 3-400m, 4-300m, 5-200m
最大ドラグ力 10kg 10kg
適用水深 80-200m 100-300m

プレイズ1000番はより多くのライン容量を持つため、深場での釣りや大型魚とのやり取りに有利です。

これらの中型モデルには、600番にはない多彩な機能が搭載されています:

  • シャクリ機能
  • フカセモード
  • 落下スピード表示
  • チョイ巻き・チョイ止め
  • 棚タイマー

大型モデル(3000番)のパワーと対象魚

プレイズ3000番は、シリーズ最大の圧倒的なパワーを誇る大型モデルです。

PE8号300mの大容量を誇り、深海釣りや大型青物狙いに対応する本格的な電動リールとして設計されています。

プレイズ3000番の主要スペックは以下の通りです:

  • 自重:約1000g
  • PE糸巻量:8-300m, 10-200m
  • 最大ドラグ力:15kg
  • ギア比:4.1

対象魚と適用釣種は多岐にわたります:

  • キンメダイ・アコウダイ(水深200-500m)
  • 大型青物(ワラサ・ブリ・ヒラマサ)
  • キハダマグロ(中型サイズ)
  • アラ・クエなどの根魚
  • 深海ジギング全般

特に深海釣りでの安定した巻き上げ性能は、他の番手では実現できないプレイズ3000番ならではの特徴です。

番手選びで失敗しないためのポイント

電動リール プレイズの番手選びで最も重要なのは、対象魚と釣り場の水深を明確にすることです。

水深別の推奨番手は以下を参考にしてください:

  • 50m以下:プレイズ600番
  • 50-150m:プレイズ800番
  • 100-250m:プレイズ1000番
  • 200m以上:プレイズ3000番

ライン号数との対応関係も重要な選択基準です:

  • PE1.5-3号使用:600番
  • PE3-4号使用:800番
  • PE3-5号使用:1000番
  • PE6-10号使用:3000番

また、将来的な釣り展開も考慮に入れましょう。

「最初はタチウオから始めるが、将来的にはもう少し深い場所の釣りも挑戦したい」という場合は、プレイズ800番や1000番を選択しておくと応用が利きます。

最初の一台として選ぶなら、汎用性の高いプレイズ1000番が最もおすすめです。

3.プレイズ全機種の詳細スペック比較

3.プレイズ全機種の詳細スペック比較

プレイズ200とプレイズ600の違いと使い分け

プレイズ200番とプレイズ600番は、ライトゲーム専用設計の超小型モデルです。

プレイズ200番は現在廃番となっており、現行モデルではプレイズ600番が最小サイズとなっています。

プレイズ600番の詳細スペックは以下の通りです:

項目 スペック
自重 470g
ギア比 5.5
最大ドラグ力 5kg
巻取り長さ 59cm/1回転
PE糸巻量 2-300m, 3-200m, 4-150m
モーター マグマックスモーター

プレイズ600番は操作性重視の設計で、以下の特徴があります:

  • 軽量ボディによる長時間使用での疲労軽減
  • 高速ギア比5.5によるスピーディーな巻き上げ
  • コンパクト設計による細かな操作性能

このモデルが活躍する釣種は限定的ですが、タチウオテンヤや近海アジ釣りでは抜群の使いやすさを発揮します。

特に、仕掛けの操作が頻繁で軽快性が求められる釣りにおいて、プレイズ600番の軽量性は大きなメリットとなります。

プレイズ800とプレイズ1000の性能差

プレイズ800番と1000番は、同じMUTEKI MOTOR搭載でありながら、ライン容量と適用範囲に明確な違いがあります。

詳細スペック比較表

項目 プレイズ800 プレイズ1000
自重 615g 615g
ギア比 5.1 5.1
最大ドラグ力 10kg 10kg
巻取り長さ 70cm/1回転 70cm/1回転
PE糸巻量 3-300m, 4-250m 3-400m, 4-300m, 5-200m
実用巻上力 6kg 6kg

主な性能差は糸巻量にあり、プレイズ1000番の方がより多くのラインを巻ける設計となっています。

この違いが実釣に与える影響は以下の通りです:

  • プレイズ800番:中層魚狙い(水深80-200m)に最適
  • プレイズ1000番:深場対応(水深100-300m)で汎用性が高い

価格差も考慮すべき要素で、プレイズ1000番の方が若干高価ですが、将来性を考えると1000番の方がおすすめです。

両機種とも同じ機能を搭載しており、操作感に大きな違いはありません。

プレイズ3000の圧倒的パワーと適用釣種

プレイズ3000番は、シリーズ中最もパワフルな大型電動リールです。

基本スペック

項目 スペック
自重 約1000g
ギア比 4.1(低速高トルク設定)
最大ドラグ力 15kg
巻取り長さ 55cm/1回転
PE糸巻量 8-300m, 10-200m, 12-150m
モーター MUTEKI MOTOR

プレイズ3000番の強み

  • PE8-12号対応の大容量スプール
  • 15kgの強力ドラグによる大型魚対応
  • 低速高トルクによる安定した巻き上げ
  • 深海釣りに特化した設計思想

適用釣種の詳細

  • キンメダイ釣り:水深300-500mでの安定したパワー
  • 深海ジギング:大型ジグの操作と回収
  • カツオ・キハダ:中型マグロ類との確実なやり取り
  • アラ・クエ釣り:根に潜る大型魚の強引な巻き上げ

プレイズ3000番は上級者向けモデルであり、深海釣りの経験と技術を持つ釣り人におすすめです。

価格帯別コストパフォーマンス分析

プレイズシリーズの価格帯と性能のバランスを詳しく分析します。

各機種の価格帯(2025年市場価格):

機種 価格帯 特徴
プレイズ600 3-4万円 エントリーモデル
プレイズ800 4-5万円 標準的な中型モデル
プレイズ1000 5-6万円 汎用性の高い中型モデル
プレイズ3000 7-8万円 大型高性能モデル

コストパフォーマンス評価

プレイズ1000番が最も優秀で、価格と性能のバランスが取れています。

  • 多様な釣種に対応可能
  • 十分なライン容量
  • 充実した機能
  • 将来的な拡張性

プレイズ600番は特化型として優秀ですが、用途が限定的なためコスパ評価は中程度です。

プレイズ3000番は高性能ですが価格も高く、専門性が高いため初心者には推奨しません。

初めての電動リールとして購入するなら、プレイズ1000番が最適解です。

4.電動リール プレイズの実釣インプレッション

4.電動リール プレイズの実釣インプレッション

タチウオテンヤでのプレイズ600実釣レポート

東京湾でのタチウオテンヤ釣行において、プレイズ600番の実釣性能を詳しく検証しました。

使用条件

  • 水深:30-60m
  • 使用ライン:PE2号200m
  • テンヤ:80-120号
  • 釣行時間:6時間

操作性の評価

プレイズ600番の軽量性は予想以上に効果的でした。

470gという軽さにより、6時間の連続使用でも疲労感が少なく、テンヤの細かな操作を継続できました。

巻き上げ性能においても、15kgの実用巻上力は十分で、80cm級のタチウオでも余裕を持って対応できました。

チョイ止め機能が特に有効で、タナでの誘いのタイミングを正確にコントロールできるのが大きなメリットです。

一方で、ライン容量の限界も感じられ、潮の流れが速い日にはPE2号200mでは不安な場面もありました。

総合評価として、タチウオテンヤ専用機としては非常に優秀な性能を発揮します。

イサキ五目釣りでのプレイズ1000使用感

相模湾でのイサキ五目釣行にプレイズ1000番を投入し、中深海釣りでの実力を検証しました。

釣行条件

  • 水深:80-150m
  • 使用ライン:PE4号300m
  • オモリ:80-120号
  • 対象魚:イサキ、アジ、サバ、カサゴ

パワー性能の実感

MUTEKI MOTOR搭載による49kgの巻き上げ力は、150mの水深からでも安定した巻き上げを実現しました。

特に印象的だったのは、複数匹の同時ヒット時の対応力です。

イサキ5匹とカサゴ2匹が同時に掛かった状況でも、モーターに負荷を感じることなくスムーズに巻き上げることができました。

機能面の評価

フカセモードの実用性が高く、コマセワークとの連携がスムーズに行えました。

棚タイマー機能により、設定したタナでの待ち時間を正確に管理でき、効率的な釣りが可能でした。

液晶表示の視認性も良好で、薄暮時でも水深や巻き上げ速度を確認できました。

深海釣りでのプレイズ3000のパワー検証

伊豆諸島での深海キンメダイ釣行において、プレイズ3000番の真の実力を検証しました。

過酷な条件での検証

  • 水深:300-400m
  • 使用ライン:PE8号300m
  • オモリ:300-400号
  • 対象魚:キンメダイ、アコウダイ

圧倒的な巻き上げ力

水深400mからキンメダイ3匹を掛けた状況でも、プレイズ3000番は余裕の対応を見せました。

低速高トルク設計により、重い仕掛けでも安定したリトリーブ速度を維持し、魚に与えるストレスも最小限に抑えられました。

ドラグ性能も秀逸で、15kgの最大ドラグ力により大型のアコウダイとも安心してやり取りできました。

大容量スプールの効果

PE8号300mの容量は、深海釣りにおいて絶大な安心感を提供します。

潮流の変化や船の流され方に関係なく、常に十分なライン残量を確保できるのは大きなメリットです。

操作性への影響

約1000gの自重は確かに重く感じますが、深海釣りにおいては安定性の方が重要で、むしろしっかりとした操作感として評価できます。

メンテナンス性と耐久性の長期使用評価

プレイズシリーズを2年間継続使用した結果から、メンテナンス性と耐久性を評価します。

メンテナンス性の評価

プレイズシリーズはメンテナンス性が非常に良好です。

シマノ独自のS A-RBベアリングにより、塩分への耐性が高く、通常の水洗いだけで長期間正常に動作します。

コネクター部のグリスアップも簡単で、専用グリス(DG15)を使用することで接触不良を予防できます。

年に1回のオーバーホールで、新品同様の性能を維持することが可能です。

耐久性の実績

2年間で累計100釣行以上使用した結果:

  • モーター性能:劣化なし
  • ギア系統:異音・ガタなし
  • 液晶表示:問題なし
  • クラッチ機構:スムーズな動作維持

特にMUTEKI MOTORの耐久性は優秀で、長時間使用でもパワーの低下を感じません

トラブル事例と対策

唯一のトラブルはコネクター部の接触不良でしたが、定期的なグリスアップで完全に予防可能です。

長期使用のコツ

  • 使用後の真水洗い徹底
  • 月1回のコネクター部グリスアップ
  • 年1回の専門店でのオーバーホール
  • バッテリー接続部の清掃

これらを実践することで、プレイズシリーズは10年以上の長期使用が可能です。

まとめ

この記事で解説したプレイズシリーズの要点をまとめます:

• プレイズはシマノのパワーベーシックモデルとして、コストパフォーマンスに優れた電動リール

MUTEKI MOTOR搭載により、軽量でありながら十分な巻き上げ力を実現

番手選びは対象魚と水深で決まり、汎用性なら1000番が最適

• プレイズ600番はタチウオテンヤなど軽量性重視の釣りに最適

• プレイズ800・1000番は中深海釣りの主力機種として幅広く活躍

• プレイズ3000番は深海釣り専用の高性能モデル

実釣性能は価格以上で、初心者から上級者まで満足できる品質

メンテナンス性が良好で、適切な手入れにより長期使用が可能

チョイ止め機能など実用的な機能が充実

最初の一台ならプレイズ1000番が最もおすすめ

プレイズシリーズは、電動リール選びで迷っている方にとって確実に満足できる選択肢です。あなたの釣りスタイルに合った一台を見つけて、より充実した船釣りライフを楽しんでください。

関連サイト
シマノ公式サイト - プレイズシリーズ
一般社団法人全日本釣り団体協議会

-シマノの電動リール