【2025年最新】電動リール初心者必見!失敗しない選び方と最初の1台におすすめの機種を徹底解説
電動リールを初めて使う方にとって、どの機種を選んだらよいか分からないという悩みは非常によくあります。船釣りの世界では電動リールは必需品とも言える道具ですが、種類が豊富で価格帯も幅広く、初心者の方には選択が難しいのが現実です。
この記事では、初心者の方が電動リールを選ぶ際に知っておくべき基本知識から、失敗しない選び方のポイント、そして最初の1台におすすめの機種まで、分かりやすく徹底解説いたします。
1. 電動リールとは?初心者が知っておくべき基本知識
電動リールの仕組みとメリット
電動リールとは、モーターの力で巻き上げを行う船釣り用のリールです。手巻きリールと異なり、電力を使って自動的に糸を巻き上げることができるため、深場からの大物釣りや長時間の釣りでも疲労を大幅に軽減できます。
電動リールの主なメリット:
- 深場からの巻き上げが楽になる
- 疲労軽減により長時間の釣りが可能
- 一定の速度で巻き上げができる
- 水深カウンター機能で正確な棚取りが可能
- 女性や高齢の方でも扱いやすい
電動リールが活躍する釣りの種類
電動リールは以下のような船釣りで威力を発揮します:
- タイラバ釣り:一定速度での巻き上げが重要
- タチウオテンヤ:深場からの巻き上げに最適
- アジ・イサキ・サバ釣り:数釣りでの疲労軽減
- 深海釣り:アカムツ、キンメダイなど深場の高級魚狙い
- 青物釣り:ブリ、ヒラマサなどの大型魚対応
- 落とし込み釣り:重いオモリを使う釣法
手巻きリールとの違いとは
電動リールと手巻きリールの最大の違いは、巻き上げの労力です。手巻きリールでは100m以上の深場から巻き上げるのに相当な体力が必要ですが、電動リールなら楽々と巻き上げることができます。
また、電動リールには水深カウンターが搭載されており、正確な棚取りが可能になります。これは手巻きリールにはない大きなアドバンテージです。
初心者に電動リールをおすすめする理由
- 疲労軽減:長時間の釣りでも体力的な負担が少ない
- 操作が簡単:ボタン一つで巻き上げ可能
- 釣果向上:正確な棚取りで釣果アップ
- 安全性:無理な体勢での巻き上げを避けられる
- 楽しさ倍増:釣り自体に集中できる
電動リールの基本的な各部名称
電動リールを理解するために、基本的な各部の名称を覚えておきましょう:
- スプール:糸が巻かれる部分
- レベルワインダー:糸を均等に巻くガイド
- 液晶カウンター:水深や巻き上げ情報を表示
- ドラグ:魚の引きを受け流す機構
- ハンドル:手動巻き上げ用
- 電源コネクター:バッテリーとの接続部
- タッチドライブ:巻き上げ速度調整レバー
2. 失敗しない電動リールの選び方
番手(サイズ)の選び方と対象魚
電動リールは「番手」と呼ばれるサイズ表記で分類されます。メーカーによって表記が異なりますが、基本的な考え方は同じです。
ダイワの番手表記:
- 100~200番:小型(タチウオ、アジなど)
- 300~500番:中型(タイラバ、青物など)
- 600番以上:大型(深海魚、マグロなど)
シマノの番手表記:
- 400~800番:小型
- 1000~3000番:中型
- 4000番以上:大型
初心者におすすめのサイズは中型です。ダイワなら300番、シマノなら1000番が万能サイズとして人気があります。
巻き上げ力と実用巻上げ力の見方
電動リールのパワーを表す指標として「巻き上げ力」があります。カタログには以下の表記があります:
- 最大巻き上げ力:理論上の最大値
- 実用巻き上げ力:実際の釣りで期待できる力
実用巻き上げ力が3kg以上あれば、大抵の船釣りに対応できます。深海釣りや大型魚狙いなら5kg以上が安心です。
糸巻き容量の確認ポイント
使用する糸の太さと長さに応じて、適切な糸巻き容量のリールを選ぶ必要があります。
一般的な目安:
- PE2号-300m:タイラバ、タチウオテンヤ
- PE3号-400m:青物、深海釣り
- PE4号-500m:大型魚、超深場
必要な糸の太さと長さが巻けるかを必ず確認しましょう。
カウンター機能の重要性
電動リールの液晶カウンターは釣果に直結する重要な機能です。現在では以下の機能が搭載されています:
- 水深表示:現在の水深をリアルタイム表示
- 巻き上げ長表示:どれだけ巻き上げたかを表示
- 速度表示:巻き上げ速度を数値で確認
- 魚群探知機連動:船の魚探と連動して魚の反応を表示
価格帯別の特徴と選び方
電動リールは価格帯によって機能や性能が大きく異なります。
エントリーモデル(3万円以下)
- 基本的な機能を搭載
- 初心者には十分な性能
- コストパフォーマンス重視
中級モデル(3-6万円)
- 高性能モーター搭載
- 多彩な機能を搭載
- 長期使用に適している
上級モデル(6万円以上)
- 最新技術を搭載
- プロ仕様の高性能
- 耐久性と信頼性が高い
初心者の方にはエントリーモデルから中級モデルがおすすめです。
3. 初心者におすすめの電動リール10選
エントリーモデル(3万円以下)
1. シマノ プレイズ600
- 実売価格:約25,000円
- 自重:470g
- 実用巻上げ力:3kg
- 初心者に最適なエントリーモデル
2. ダイワ レオブリッツ200J
- 実売価格:約28,000円
- 自重:480g
- 実用巻上げ力:5kg
- コスパ抜群の人気機種
3. シマノ フォースマスター200
- 実売価格:約32,000円
- 自重:395g
- 軽量でタチウオテンヤに最適
中級モデル(3-6万円)のおすすめ機種
4. シマノ プレイズ800
- 実売価格:約38,000円
- 自重:615g
- 実用巻上げ力:7kg
- 青物にも対応可能
5. ダイワ シーボーグ300MJ
- 実売価格:約45,000円
- マグマックスモーター搭載
- 高い耐久性と巻き上げ力
6. シマノ フォースマスター1000
- 実売価格:約52,000円
- 実用巻上げ力:8.5kg
- ライトゲーム対応の万能機種
シマノとダイワの人気機種比較
シマノの特徴:
- 操作性に優れたタッチドライブ
- 見やすい液晶画面
- 豊富なラインナップ
ダイワの特徴:
- 高い巻き上げ力
- 耐久性に定評
- マグマックスモーター搭載
どちらも優秀なメーカーですが、操作性を重視するならシマノ、パワーを重視するならダイワがおすすめです。
コスパ重視の格安電動リール
7. ダイワ シーボーグ100J
- 実売価格:約22,000円
- 軽量コンパクト
- タチウオテンヤ専用機
8. シマノ フォースマスター600
- 実売価格:約35,000円
- バランスの良い中型機種
最初の1台に最適な万能機種
初心者の方に最もおすすめなのは以下の機種です:
シマノ プレイズ800
- 価格と性能のバランスが優秀
- 幅広い釣種に対応
- 操作が簡単
ダイワ シーボーグ300MJ
- 高い巻き上げ力
- 耐久性抜群
- 長期使用に適している
4. 電動リールに必要なバッテリーと周辺機器
電動リール用バッテリーの選び方
電動リールの性能を最大限発揮するには、適切なバッテリーが不可欠です。
バッテリーが必要な理由:
- 安定した電力供給
- 使用場所を選ばない
- 緊急時のバックアップ電源として
電圧の選び方:
- 12V:一般的な電動リール用
- 14.8V:リチウムイオンバッテリー
- 24V:大型電動リール用
おすすめバッテリー5選
1. シマノ リチウムイオンバッテリー
- 軽量で高性能
- 長寿命
- 純正品の安心感
2. ダイワ リチウムイオンバッテリー
- 大容量モデルあり
- 急速充電対応
3. マキタ互換バッテリー
- コストパフォーマンス抜群
- 入手しやすい
4. ヘマジュンバッテリー
- アフターサービス充実
- 防水ケース付属
5. 汎用リチウムイオンバッテリー
- 価格が安い
- 容量の選択肢が豊富
専用ロッドとPEラインの選び方
電動リール用ロッド:
- 6-7ft程度の長さ
- 錘負荷に対応した硬さ
- 感度の良いカーボン製
PEラインの選び方:
- 2-4号が一般的
- 4本編みか8本編み
- 信頼できるメーカー品
便利なアクセサリーと周辺機器
必須アクセサリー:
- 電源ケーブル(純正品推奨)
- バッテリーケース
- PEライン用ハサミ
- フィッシュグリップ
あると便利なもの:
- ロッドホルダー
- タックルボックス
- クーラーボックス
- レインウェア
初期投資の総額と予算の考え方
電動リールを始める際の初期投資目安:
エントリーセット(約8万円)
- 電動リール:3万円
- ロッド:1.5万円
- バッテリー:2万円
- その他:1.5万円
中級セット(約15万円)
- 電動リール:5万円
- ロッド:3万円
- バッテリー:3万円
- その他:4万円
予算に応じて段階的に揃えることも可能です。
5. 電動リールの基本的な使い方
セッティングと電源接続方法
電源接続の手順:
- バッテリーのプラス・マイナスを確認
- 赤クリップをプラス、黒クリップをマイナスに接続
- リールとケーブルを接続
- 電源ボタンを押して動作確認
注意点:
- プラス・マイナスを間違えると故障の原因
- 純正ケーブルを使用する
- 接続部に水が入らないよう注意
カウンターのゼロセット方法
正確な水深測定のため、カウンターのゼロセットは重要です:
- 仕掛けを海面に着水させる
- ゼロセットボタンを押す
- 画面に「0.0m」が表示されることを確認
- 仕掛けを底まで落とす
巻き上げ速度とモードの使い分け
速度調整:
- 低速(1-2):繊細な釣り、アタリを感じ取りたい時
- 中速(3-5):一般的な巻き上げ
- 高速(6以上):素早い回収、移動時
モードの使い分け:
- 通常モード:一般的な釣り
- フカセモード:自然な落下速度
- ジギングモード:ルアー釣り専用
PEラインの結び方と糸巻き方法
スプールピンへの結び方:
- スプールピンに糸を2-3回巻く
- 端糸で本線を巻いて結ぶ
- しっかりと締め込む
糸巻きのコツ:
- 適度なテンションをかける
- 均等に巻く
- 下巻きを使用して容量調整
よくあるトラブルと対処法
電源が入らない
- バッテリー残量確認
- 接続部の点検
- ヒューズの確認
カウンターがずれる
- 再学習を実行
- 糸の滑りを確認
巻き上げが止まる
- バッテリー電圧不足
- 過負荷保護作動
- 一度電源を切って再起動
まとめ
電動リールは初心者でも扱いやすく、船釣りの楽しさを大幅に向上させてくれる優れた道具です。最初は基本的な機能を搭載したエントリーモデルから始めて、経験を積んでから上位機種にステップアップするのがおすすめです。
適切な電動リールとバッテリーを選び、正しい使い方をマスターすれば、きっと素晴らしい釣果に恵まれることでしょう。この記事を参考に、あなたにぴったりの電動リールを見つけて、船釣りライフを満喫してください。