メンテナンス・使い方

電動リール タナコンの使い方完全ガイド!初心者でも分かる設定方法とトラブル解決法

あなたは「電動リールのタナコン機能がよくわからない」と思ったことはありませんか?結論、タナコンは船釣りで正確な棚取りをするための重要な機能です。この記事を読むことでタナコンの設定方法やトラブル解決法がわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでください。

1.電動リール タナコンとは?基本機能と仕組みを解説

1.電動リール タナコンとは?基本機能と仕組みを解説

タナコンの基本的な意味と重要性

電動リール タナコンとは、「棚(たな)コントロール」の略称で、魚がいる水深層を正確に把握・管理するための重要な機能です。

船釣りにおいて、魚は特定の水深に群れていることが多く、その層を「棚」と呼びます。

タナコン機能により、仕掛けがどの水深にあるかをリアルタイムで確認でき、狙った棚に正確に仕掛けを送り込むことが可能になります。

この機能の重要性は、釣果に直結することにあります。

魚探で魚の反応があった水深に合わせて仕掛けを投入することで、効率的な釣りが実現できます。

また、底取りから一定の距離を保った釣りや、中層での誘いなど、戦略的なアプローチも可能になります。

電動リールの水深表示機能の仕組み

電動リールの水深表示は、スプールの回転数を電子的に計測し、巻き取ったライン長を算出する仕組みになっています。

具体的には、スプールに取り付けられたセンサーが回転を検知し、あらかじめ設定された糸巻学習データと照合して正確な水深を表示します。

糸巻学習(ラインメモリー機能)により、使用するPEラインの太さや下巻きの量に応じた補正が行われ、高い精度での水深測定が実現されています。

この仕組みにより、±1m以内の誤差で水深を把握することができ、船釣りでの正確な棚取りが可能になります。

現代の電動リールでは、デジタル表示により見やすく、操作性も向上しています。

シマノとダイワのタナコン機能の違い

シマノの電動リールでは、フォースマスターやプレイズシリーズに搭載されているタナコン機能は「上からモード」と「底からモード」の切り替えが可能です。

船べり停止機能や棚メモ機能との連携により、効率的な釣りをサポートします。

ダイワの電動リールでは、シーボーグやレオブリッツシリーズに同様の機能が搭載されており、「ATD(オートマチックドラグシステム)」との組み合わせで、より繊細な釣りが可能です。

両メーカーとも基本的な水深表示機能は同等ですが、操作方法や表示形式に若干の違いがあります。

シマノは直感的な操作を重視し、ダイワは詳細な設定オプションを提供する傾向があります。

選択する際は、使い慣れたメーカーの操作感や、よく行う釣種に適した機能を重視することがおすすめです。

2.電動リール タナコンの正しい設定方法

2.電動リール タナコンの正しい設定方法

糸巻学習(ラインメモリー)の設定手順

糸巻学習は電動リール タナコンの精度を決める最重要設定です。

この設定を正しく行うことで、正確な水深表示が可能になります。

まず、電源を接続し、カウント値が6m以下の状態で操作を開始します。

設定手順は以下の通りです。

・決定ボタンと上ボタンを同時に押し、学習モードに入る
・使用するライン(PEライン)の種類を選択
・「PE学習 E1」を選択し、決定ボタンを押す
・テンション3で糸を巻き上げ、アラーム音が鳴るまで継続
・学習完了後、メニューボタンで通常モードに戻る

注意点として、学習中は十分な電圧が必要で、不足した電圧では途中で液晶が消える場合があります。

また、使用するPEラインの太さが変わった場合は、必ず学習をやり直す必要があります。

ゼロセット機能の使い方と注意点

ゼロセット機能は仕掛けが水面にある状態を0mに設定する重要な機能です。

この設定により、狙った水深に正確に仕掛けを投入することができます。

ゼロセットボタンを押すことで、現在の位置を0mとして設定完了です。

使用タイミングは、仕掛けを投入する前に船べりで行うのが基本です。

潮の流れや船の揺れで仕掛けが水面から離れている場合は、正確な水深が測定できないため注意が必要です。

また、ライン交換や下巻きを変更した際は必ずゼロセットをやり直してください。

風や潮の影響で仕掛けが斜めに入る場合は、実際の水深より深く表示される可能性があるため、状況に応じた補正が必要です。

棚メモ機能の活用方法

棚メモ機能は魚の反応があった水深や底の深度を記録する便利な機能です。

この機能を使うことで、効率的に同じ棚を攻めることができます。

魚探で反応を確認した水深でメモボタンを押すことで、その深度が記録されます。

活用方法として、底取り後に底の深度をメモし、そこから何m上を攻めるかを決めることで一定の棚をキープできます。

また、アタリがあった水深をメモしておくことで、次回の投入時に同じ棚を素早く攻めることが可能です。

複数の棚をメモすることも可能で、状況に応じて使い分けることで釣果アップにつながります。

棚メモは電源を切っても記録が保持されるため、次回の釣行時にも活用できる優れた機能です。

船べり停止機能との連携設定

船べり停止機能は竿を立てると自動的に巻き上げが停止する便利な機能で、タナコンと組み合わせることで手返しが格段に向上します。

設定方法は、メニューから船べり停止機能をONにし、停止位置を調整します。

この機能により、仕掛けが手元に戻ってくる位置を自動制御でき、エサの付け替えや魚の取り込みがスムーズになります。

タナコンとの連携では、設定した水深まで自動巻き上げし、その後船べり停止機能が作動する流れになります。

注意点として、竿の角度や船べりの高さによって停止位置が変わるため、釣行前に必ず調整が必要です。

また、大型魚とのやり取り中は船べり停止機能を一時的にOFFにすることで、安全な取り込みが可能になります。

3.タナコン機能のトラブル解決法

3.タナコン機能のトラブル解決法

水深表示がずれる原因と対処法

電動リール タナコンの水深表示がずれる主な原因は、糸巻学習の不備、ライン伸び、潮流の影響などです。

最も多いトラブルは、糸巻学習が正しく行われていないことによるものです。

PEラインの太さや下巻きの量が変わった際に学習をやり直していない場合、大幅な誤差が生じます。

対処法として、まず糸巻学習を正しくやり直すことから始めてください。

学習時のテンションは3に設定し、十分な電圧を確保して実行します。

ライン伸びによる誤差も頻繁に発生する問題で、特に長時間の使用や高負荷での巻き上げ後に顕著に現れます。

この場合は、既知の水深で糸巻学習補正機能を使用し、実測値との差を修正することで精度を回復できます。

潮流による斜め入りも誤差の原因となるため、状況に応じて補正値を設定することが重要です。

カウンターが動かない時の確認ポイント

電動リールのカウンターが動かない場合は、電源系統のトラブルが最も多い原因です。

まず、電源コネクターの接続状況を確認してください。

コネクターのネジがしっかりと締め付けられているか、端子部分に錆や汚れがないかをチェックします。

バッテリー容量の不足も動作不良の主要因です。

十分に充電されたバッテリーを使用し、電圧が12V〜16.8Vの範囲内であることを確認してください。

ケーブルの断線や接触不良も考えられる原因です。

ケーブルを軽く動かしながら動作確認を行い、特定の位置で動作する場合は内部断線の可能性があります。

この場合はケーブル交換が必要です。

また、安全機能によるエラー表示で動作が停止している場合もあります。

液晶に「Err」などのエラーメッセージが表示されていないか確認し、表示がある場合は取扱説明書のトラブルシューティングを参照してください。

メーター表示が消える場合の修理方法

電動リールのメーター表示が消える問題は、電力供給の不安定さが主な原因です。

バッテリー容量不足や接触不良により、必要な電力が供給されないと液晶表示が消えてしまいます。

まず確認すべきポイントは、バッテリーの充電状態と端子の接続状況です。

電圧計を使用してバッテリー電圧を測定し、12V以下の場合は充電または交換が必要です。

端子の腐食やグリス不足も表示消失の原因となります。

コネクター部分を清掃し、シマノ純正のコネクターグリスを適量塗布してください。

グリスは導電性を高め、接触不良を防ぐ重要な役割を果たします。

内部回路の問題の場合は、メーカーでの修理が必要です。

特に、高温や湿気による基板の劣化、静電気による一時的な表示不良などは専門技術者による診断が必要です。

応急処置として、一度電源を完全に切り、数分後に再接続することで復旧する場合もあります。

コネクター部の接触不良対策

電動リールのコネクター部接触不良は釣行中の重大なトラブルの一つです。

海水や湿気による腐食、グリス不足、締付け不良が主な原因となります。

予防対策として、釣行前に必ずコネクター部の点検を行ってください。

端子部分に錆や腐食がある場合は、細かいサンドペーパーで軽く研磨し、清潔な状態にします。

シマノ純正のDG15コネクターグリスを適量塗布することで、防水性と導電性を確保できます。

グリスの塗り過ぎは逆に接触不良の原因となるため、薄く均一に塗布することがポイントです。

締付けトルクも重要で、コネクターのネジは手で締められる範囲でしっかりと固定します。

過度な締付けはネジ山を傷める原因となるため注意が必要です。

定期的なメンテナンスとして、2〜3年でケーブル交換を行うことで、安定した性能を維持できます。

特に使用頻度の高いアングラーは、予備ケーブルを用意しておくことをおすすめします。

4.釣種別・電動リール タナコンの効果的な使い方

4.釣種別・電動リール タナコンの効果的な使い方

タイラバでのタナコン活用テクニック

タイラバにおける電動リール タナコン活用は、正確な底取りと一定層での誘いが成功の鍵となります。

タイラバでは底から5〜10mの範囲で真鯛の反応が多いため、精密な棚管理が釣果に直結します。

基本的な使い方として、まず底取りを行い、その深度を棚メモに記録します。

その後、底から3m、5m、8mと段階的に探り、反応があった層を重点的に攻めることで効率的な釣りが展開できます。

タイラバ特有のテクニックとして、等速巻きでの誘いが重要です。

タナコン機能を使って一定の層をキープしながら、スローからミディアムスピードで巻き上げます。

真鯛は底付近の一定層に群れることが多いため、底から5m以内の範囲を丁寧に探ることがポイントです。

また、潮の動きに合わせて探る層を調整し、活性の高い魚を見つけることで連続ヒットにつながります。

船べり停止機能との組み合わせにより、手返しよく同じ層を繰り返し攻めることが可能になります。

深海釣りでの正確な棚取り方法

深海釣りでの電動リール タナコン活用は、水深100m以上の環境での正確な棚管理が最重要課題です。

アカムツやキンメダイなどの深海魚は、特定の水深層に群れる習性があるため、精密な棚取りが必要です。

深海釣りの特徴的な使い方として、底取り後に底から一定距離を保った釣りを行います。

アカムツの場合は底から3〜15m、キンメダイは底から20〜50mの範囲で反応が多いため、棚メモ機能を活用して効率的に探ります。

深海特有の注意点として、潮流による糸の斜め入りが大きな誤差を生む可能性があります。

実際の水深より浅く表示される場合があるため、魚探の反応と照合しながら補正を行うことが重要です。

重いオモリを使用する深海釣りでは、糸の伸びも考慮する必要があります。

長時間の釣行では、定期的に既知の水深で糸巻学習補正を行い、精度を維持することが釣果アップにつながります。

また、深海では魚の活性が低いことが多いため、正確な棚取りによる効率的なアプローチが特に重要になります。

アジ釣りでの細かな棚調整のコツ

アジ釣りでの電動リール タナコン活用は、群れの移動に合わせた細かな棚調整が鍵となります。

アジは水温や潮流の変化により、活動する水深が頻繁に変わるため、リアルタイムでの棚管理が必要です。

アジ釣り特有のテクニックとして、魚探の反応に合わせて1〜2m単位での細かな棚調整を行います。

群れを見つけたら、その層の上下3m程度の範囲を重点的に探り、最も反応の良い深度を見つけることがポイントです。

LTアジでの活用法では、軽量仕掛けでの繊細な誘いが重要です。

タナコン機能を使って狙った層をキープしながら、小さなシャクリや微速巻きで誘いを入れます。

群れが移動した際の対応として、棚メモ機能に複数の有効層を記録しておくことで、素早い棚変更が可能になります。

アジは朝夕の時間帯で活動層が変わることが多いため、時間帯に応じた棚管理戦略を立てることが釣果向上につながります。

また、船べり停止機能を活用することで、効率的な手返しと正確な棚キープを両立できます。

マダイ釣りでの底からモード活用法

マダイ釣りでの電動リール タナコン活用において、底からモードは非常に有効な機能です。

マダイは底付近を中心とした生活圏を持つため、底を基準とした棚管理が釣果に直結します。

底からモードの設定方法として、まず正確な底取りを行い、その深度を0mとして設定します。

この設定により、底からの距離が常に表示されるため、マダイの好む底から3〜20mの範囲を効率的に探ることができます。

マダイ釣り特有の戦略として、潮の流れや時間帯に応じて探る層を変更します。

朝夕の活性が高い時間帯は底から5m以内、日中は底から10〜15mを中心に攻めることで安定した釣果が期待できます。

コマセマダイでの活用では、コマセの沈下層に合わせた棚調整が重要です。

底からモードを使用することで、コマセの効いている層を正確に把握し、仕掛けを同調させることができます。

船宿の指示棚との照合も重要で、「底から10m」などの指示に対して、正確にその深度を攻めることで他の釣り人との差別化が図れます。

棚メモ機能と組み合わせることで、当日の有効層を記録し、効率的な釣りが展開できます。

まとめ

電動リール タナコンの使い方完全ガイドをお読みいただき、ありがとうございました。以下のポイントを押さえることで、より効果的な船釣りが楽しめるようになります。

タナコンは船釣りの釣果を左右する重要な機能で、正確な棚取りを可能にする
糸巻学習(ラインメモリー)の正しい設定が精度向上の最重要ポイント
ゼロセット機能は仕掛け投入前の基本操作として必ず実行する
棚メモ機能を活用することで効率的に同じ層を攻めることができる
水深表示のずれはライン伸びや学習不備が主な原因で定期的な補正が必要
コネクター部のメンテナンスにより接触不良トラブルを予防できる
釣種別の戦略的なタナコン活用で釣果アップが期待できる
定期的なケーブル交換とグリス塗布で長期間安定した性能を維持できる

電動リール タナコンを正しく使いこなすことで、船釣りの楽しさと釣果が格段に向上します。今回ご紹介したテクニックを実践して、より充実した釣行をお楽しみください。

関連サイト

シマノ公式サイト - 電動リール製品情報
ダイワ公式サイト - 電動リール製品情報

-メンテナンス・使い方