あなたは「電動リールのバッテリー選びで失敗したくない」と思ったことはありませんか?結論、コードレスバッテリーは船電源に依存せず、安定した釣りを実現する必須アイテムです。この記事を読むことで最適なバッテリーの選び方と、目的別のおすすめ機種がわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでください。
1.電動リール用コードレスバッテリーとは

コードレスバッテリーの基本概念と仕組み
電動リール用コードレスバッテリーは、船の電源に依存することなく電動リールを駆動できる独立型の電源装置です。
内部にはリチウムイオン電池や鉛蓄電池が搭載されており、DC12V~14.8Vの直流電力を安定供給します。
充電式のため繰り返し使用でき、フル充電状態では中型電動リールで約6~12時間の連続使用が可能です。
多くの製品には残量表示機能やUSB出力ポートも備わっており、スマートフォンの充電にも活用できる優れものです。
従来の船電源との違いとメリット
船電源は電圧変動が激しく、電動リールの性能を十分に発揮できないことが多いのが現実です。
エンジンの回転数変化や他の電装品の使用により、電圧が10V~15Vまで大きく変動します。
一方、コードレスバッテリーなら常に安定した電圧を供給するため、電動リールが本来持つ巻き上げ力を最大限に活用できます。
また、船電源が故障した際のバックアップ電源としても機能し、釣行の安全性が大幅に向上します。
さらに、岸壁や防波堤、釣りイカダなど電源のない場所でも電動リールが使用できるため、釣りの幅が格段に広がります。
コードレス化による釣りスタイルの変化
コードレスバッテリーの普及により、従来では考えられなかった釣りスタイルが実現しています。
陸っぱりからの深場攻略や、小型ボートでの本格的な船釣りが可能になりました。
特にワカサギ釣りでは、氷上での長時間釣行において、コードレスバッテリーが欠かせない存在となっています。
また、混雑した遊漁船でも、電源コードが他の釣り人と絡まる心配がないため、ストレスフリーな釣りが楽しめるようになりました。
さらに、バッテリーの小型軽量化により、女性や高齢者でも気軽に電動リールを扱える環境が整っています。
2.電動リール コードレスバッテリーの選び方

電圧とアンペア容量の基本知識
電動リール用バッテリーの基本仕様はDC12Vが標準で、一部の高性能機種では14.4V~14.8Vに対応しています。
アンペア容量(Ah)はバッテリーの持続時間を決める重要な指標で、数値が大きいほど長時間使用できます。
目安として、小型電動リールなら8~12Ah、中型なら12~20Ah、大型なら20Ah以上が推奨されます。
ただし、容量が大きくなるほど重量とサイズも増加するため、持ち運びやすさとのバランスが重要です。
実際の使用時間は対象魚のサイズや巻き上げ頻度により大きく変わるため、余裕を持った容量選択が安心です。
リチウムイオンと鉛バッテリーの比較
リチウムイオンバッテリーは軽量で高性能な反面、価格が高めに設定されています。
| 項目 | リチウムイオン | 鉛バッテリー |
|---|---|---|
| 重量 | 軽い(約1/3) | 重い |
| 寿命 | 長い(5-8年) | 短い(2-3年) |
| 充電時間 | 短い(2-4時間) | 長い(8-12時間) |
| 価格 | 高い | 安い |
| 低温性能 | 優秀 | やや劣る |
初期投資を抑えたい方は鉛バッテリー、長期的なコストパフォーマンスを重視するならリチウムイオンが最適です。
特に頻繁に釣行する方や、バッテリーの持ち運びが多い方には、リチウムイオンを強くおすすめします。
重量とサイズのバランス
バッテリーの重量は釣行スタイルに大きく影響するため、慎重な選択が必要です。
遊漁船での使用がメインなら多少重くても大容量タイプ、陸っぱりや小型ボートなら軽量コンパクトタイプが適しています。
目安として、3kg以下なら携帯性に優れ、5kg以上は船上での据え置き使用に向いています。
また、バッテリーケースやベルトなどの付属品も含めた総重量で判断することが大切です。
女性や高齢者の方は、2kg以下の軽量モデルから始めることをおすすめします。
防水性能と耐久性の重要性
海上での使用ではIPX6以上の防水性能が必須条件となります。
特に波しぶきや雨水の侵入を防ぐため、コネクター部分の防水処理が重要なポイントです。
耐久性については、衝撃に強い外装材質や、内部バッテリーの保護回路の有無を確認しましょう。
優良なバッテリーには過充電・過放電・過電流を防ぐ多重保護機能が搭載されています。
また、塩害対策として耐腐食性の高い端子材料を使用した製品を選ぶことで、長期間安心して使用できます。
3.おすすめ電動リール用コードレスバッテリー15選

エントリーモデル(5機種)
1. マルチ リチウムバッテリー ML-12080
価格:約15,000円|容量:8Ah|重量:1.2kg
初心者に最適な軽量モデルで、小型電動リールに最適です。
USB出力ポート付きでスマホ充電も可能な万能タイプです。
2. シーパワー SP-12120
価格:約12,000円|容量:12Ah|重量:3.8kg
鉛バッテリーながらコストパフォーマンスに優れた定番モデル。
中型電動リールでも十分な容量を確保しています。
3. フィッシングパワー FP-L1440
価格:約18,000円|容量:14Ah|重量:1.8kg
リチウムイオンの入門機として人気の高いバランス型。
防水性能IPX6で安心して使用できます。
4. マリンバッテリー MB-10
価格:約10,000円|容量:10Ah|重量:3.2kg
最も手頃な価格帯で初めてのバッテリーに最適。
シンプルな機能で扱いやすさを重視した設計です。
5. エコパワー EP-12150
価格:約16,000円|容量:15Ah|重量:2.1kg
環境に配慮したリチウムイオンバッテリー。
長寿命設計で5年以上の使用実績があります。
ミドルクラス(5機種)
1. ダイワ スーパーリチウム BM2600C
価格:約35,000円|容量:20Ah|重量:2.8kg
ダイワ純正の高性能リチウムバッテリーで、電動リールとの相性は抜群です。
専用充電器付きで安全性も高く、多くのプロアングラーが愛用しています。
2. シマノ 電力丸 10Ah
価格:約32,000円|容量:10Ah|重量:1.5kg
シマノ純正の軽量コンパクトモデルで、持ち運びを重視する方におすすめ。
フォースマスターやプレイズシリーズとの組み合わせで最高の性能を発揮します。
3. プロマリン リチウムパワー PL-2000
価格:約28,000円|容量:20Ah|重量:2.5kg
コストパフォーマンスに優れた汎用バッテリーとして高い評価を獲得。
多くのメーカーの電動リールに対応した万能タイプです。
4. フィッシャーマン パワーパック FPP-180
価格:約30,000円|容量:18Ah|重量:2.2kg
プロ仕様の本格派バッテリーで、過酷な使用条件にも対応。
大型魚とのファイトでも安定した電力供給を実現します。
5. マキタ互換 リチウムバッテリー MK-1850
価格:約25,000円|容量:18Ah|重量:2.0kg
マキタ18Vシステムと互換性を持つ革新的なバッテリー。
工具用バッテリーのノウハウを活かした高い信頼性が特徴です。
ハイエンドモデル(5機種)
1. ダイワ スーパーリチウム BM2300N
価格:約45,000円|容量:25Ah|重量:3.2kg
ダイワ最高峰のリチウムバッテリーで、シーボーグシリーズの性能を最大限に引き出します。
大型電動リールでも余裕の大容量設計です。
2. シマノ 電力丸 20Ah
価格:約48,000円|容量:20Ah|重量:2.8kg
シマノのフラッグシップモデルで、ビーストマスターとの組み合わせで真価を発揮。
プロトーナメントでも使用される信頼性の高さが魅力です。
3. アルティメット パワーセル UC-3000
価格:約42,000円|容量:30Ah|重量:3.5kg
業界最大級の容量を誇るモンスターバッテリー。
マグロやカンパチなど大型魚専用として設計された本格仕様です。
4. プレミアム リチウムフォース PLF-2500
価格:約40,000円|容量:25Ah|重量:2.9kg
軽量性と大容量を両立した理想的なバッテリー。
最新のリチウムイオン技術により、従来比30%の軽量化を実現しています。
5. テクノロジー パワーバンク TPB-4000
価格:約50,000円|容量:40Ah|重量:4.2kg
究極の大容量モデルで、2日間の連続使用も可能。
船宿での業務用途にも対応する最高峰のスペックを誇ります。
4.メーカー別バッテリーの特徴と互換性

シマノ純正バッテリーの特徴
シマノ純正バッテリーは電動リールとの完璧な連携機能が最大の特徴です。
バッテリー残量がリールの液晶画面に表示される機能や、自動電源管理システムにより電池の無駄遣いを防げます。
充電器も専用設計で、最適な充電カーブによりバッテリー寿命を最大限に延ばします。
価格は高めですが、長期保証とアフターサービスの充実により、安心して使用できる点が魅力です。
特にフォースマスターやプレイズシリーズをお使いの方には、純正バッテリーを強くおすすめします。
ダイワ純正バッテリーの特徴
ダイワ純正バッテリーは高い巻き上げ力を安定供給することに特化した設計となっています。
シーボーグシリーズの大型電動リールでも、最大パワーを維持したまま長時間使用できる優秀な電力管理機能を搭載。
また、急速充電対応により、短時間での充電完了が可能で、連続釣行にも対応します。
耐久性にも定評があり、5年以上の長期使用実績を持つアングラーも多数存在します。
シーボーグやレオブリッツシリーズの性能を最大限活用したい方には、ダイワ純正が最適解です。
マキタ18Vバッテリーの電動リール活用法
マキタ18Vバッテリーは工具用として開発された高性能バッテリーを電動リールに転用する革新的なアプローチです。
専用のコネクターキットを使用することで、多くの電動リールで使用可能となります。
最大のメリットは入手しやすさとコストパフォーマンスで、ホームセンターでも購入できる手軽さがあります。
容量ラインナップも豊富で、3Ah~6Ahまで用途に応じて選択可能です。
ただし、防水性能は劣るため、専用ケースでの保護が必須となる点にご注意ください。
汎用バッテリーの選択ポイント
汎用バッテリーを選ぶ際は、コネクターの形状と電圧の適合性を必ず確認しましょう。
多くの電動リールはワニ口クリップ接続に対応していますが、極性の間違いは故障の原因となります。
過電流保護回路の有無は安全性に直結するため、必ずチェックすべき項目です。
価格重視の製品では充電器の品質にバラつきがあるため、レビューや評判を事前に調査することをおすすめします。
また、メーカー保証期間やサポート体制も重要な選択基準となります。
まとめ
電動リール用コードレスバッテリーを選ぶ際のポイントをまとめると以下の通りです:
• 電圧とアンペア容量を使用する電動リールに合わせて選択する
• リチウムイオンバッテリーは軽量で高性能だが価格が高め
• 防水性能IPX6以上の製品を選ぶことで安心して使用できる
• 純正バッテリーは電動リールとの相性が抜群だが価格が高い
• エントリーモデルなら10,000円~18,000円程度から始められる
• ミドルクラスは25,000円~35,000円でバランスの良い性能
• ハイエンドモデルは40,000円以上だが最高の性能を提供
• マキタ18Vバッテリーはコスパに優れた選択肢
• 汎用バッテリー選択時は保護回路の有無を必ず確認
適切なコードレスバッテリーを選ぶことで、電動リールの性能を最大限に活用し、より快適で安全な釣りを楽しむことができます。ぜひこの記事を参考に、あなたの釣りスタイルに最適なバッテリーを見つけてください。きっと今まで以上に充実した釣行になるはずです。
関連サイト
• シマノ公式サイト - 電動リール・バッテリー
• ダイワ公式サイト - 電動リール用品