あなたは「電動リールが欲しいけれど高すぎて手が出ない」と思ったことはありませんか？結論、コスパの良い電動リールは3万円台から購入できます。この記事を読むことで安い電動リールの選び方とおすすめ機種がわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでください。
安い電動リールの選び方
価格帯別の電動リールの特徴
電動リールの価格帯は機能や性能に大きく影響するため、自分の予算と釣りスタイルに合った価格帯を選ぶことが重要です。
一般的に電動リールは3つの価格帯に分類されます。
エントリーモデル（3～5万円）では、基本的な電動巻き上げ機能と必要最低限のパワーを備えています。
シマノのプレイズシリーズやダイワのレオブリッツシリーズなどが代表的で、初心者の方でも扱いやすい設計になっています。
ミドルクラス（5～10万円）では、より高いパワーと耐久性、そして多彩な機能が追加されます。
フォースマスターシリーズやシーボーグシリーズなどがこの価格帯に含まれ、本格的な船釣りにも対応できる性能を持っています。
ハイエンドモデル（10万円以上）では、最高峰の技術と性能が詰め込まれており、プロの釣り師も愛用するレベルです。
安い電動リールでも失敗しない選び方のポイント
安い電動リールを選ぶ際には、価格だけでなく性能と信頼性のバランスを見極めることが重要です。
まず重要なのは糸巻量です。
対象魚に必要なPEラインの太さと長さを確認し、それに対応できる機種を選びましょう。
実用巻上げ力も重要な指標で、狙う魚のサイズと水深に応じて必要なパワーを選択する必要があります。
操作性にも注目しましょう。
レバー式のダイアルは速度調整がしやすく、初心者の方にもおすすめです。
メーカー保証の有無も確認しておくと安心です。
シマノとダイワの製品は保証がしっかりしており、アフターサービスも充実しています。
中古電動リールという選択肢
中古電動リールは予算を抑えながら高性能な機種を手に入れる有効な手段ですが、注意点もあります。
中古品を購入する際は、外観の状態を必ずチェックしましょう。
特に塩害による腐食やコネクター部分の状態は、後の故障につながる可能性があります。
動作確認も重要で、実際に電源を入れて巻き上げテストができれば理想的です。
中古品の購入先として、タックルベリーなどの専門店では動作保証がついている場合があり安心です。
メルカリやヤフオクなどの個人売買では価格は安くなりますが、故障リスクが高いことを理解しておきましょう。
価格別おすすめ電動リール15選
3万円以下のエントリーモデル
3万円以下でも十分実用的な電動リールが購入できます。
この価格帯では基本性能に特化したモデルが中心となります。
シマノ プレイズ 600
- 参考価格：28,000円前後
- 自重：470g
- 実用巻上げ力：5kg
- PE糸巻量：2号-300m
軽量でパワーも必要十分、レバー式ダイアルで操作性も良好です。
ダイワ レオブリッツ 200J
- 参考価格：29,500円前後
- 自重：480g
- 実用巻上げ力：8.5kg
- PE糸巻量：2号-300m
マグマイト構造により小型ながら高いパワーを実現しています。
シマノ フォースマスター 200
- 参考価格：32,000円前後
- 自重：375g
- 実用巻上げ力：7kg
- PE糸巻量：1.5号-200m
超軽量でタチウオテンヤなどの軽快な釣りに最適です。
5万円以下のミドルクラス
5万円以下の価格帯では、より本格的な船釣りに対応できる性能を持った機種が揃います。
パワーと機能のバランスが取れたモデルが多く、コスパを重視する方におすすめです。
シマノ プレイズ 1000
- 参考価格：45,000円前後
- 自重：615g
- 実用巻上げ力：6kg
- PE糸巻量：3号-400m
MUTEKI MOTORにより巻上げ力49kgを実現し、チョイ止め機能も搭載。
ダイワ シーボーグ 200J
- 参考価格：43,800円前後
- 自重：490g
- 実用巻上げ力：10kg
- PE糸巻量：2号-300m
JOGパワーレバーにより片手での操作が可能です。
シマノ フォースマスター 600
- 参考価格：48,000円前後
- 自重：490g
- 実用巻上げ力：10kg
- PE糸巻量：2号-300m
中型青物狙いにも対応できる十分なパワーを持っています。
10万円以下のハイコスパモデル
10万円以下の価格帯では、プロレベルの性能を持った機種が手に入ります。
長期間使用することを考えると、この価格帯が最もコストパフォーマンスに優れています。
シマノ フォースマスター 1000
- 参考価格：78,000円前後
- 自重：680g
- 実用巣上げ力：8.5kg
- PE糸巻量：3号-400m
MUTEKI MOTORで高出力と高耐久を両立した中型電動リール。
ダイワ シーボーグ 300MJ
- 参考価格：82,000円前後
- 自重：670g
- 実用巻上げ力：13kg
- PE糸巻量：3号-400m
MAGMAX MOTORにより力強い巻き上げが可能です。
シマノ フォースマスター 2000
- 参考価格：95,000円前後
- 自重：675g
- 実用巻上げ力：15kg
- PE糸巻量：3号-500m
大型青物にも対応できる十分なパワーを持った汎用性の高いモデル。
安い中古電動リールのおすすめ機種
中古市場では新品価格の50～70%程度で購入できる場合があります。
状態の良い中古品を見つけることができれば、大幅な予算削減が可能です。
中古で狙い目の機種：
- シマノ フォースマスター 800（中古相場：40,000～50,000円）
- ダイワ シーボーグ 400J（中古相場：35,000～45,000円）
- シマノ プレイズ 3000（中古相場：60,000～70,000円）
中古品購入時は、製造年式と使用頻度を確認しましょう。
5年以内の製品であれば、まだまだ現役で使用できる可能性が高いです。
安い電動リールを購入する際の注意点
激安電動リールに潜むリスク
極端に安い電動リールには注意が必要です。
特に海外製の格安品は品質にばらつきがあり、故障のリスクが高い場合があります。
品質が劣る製品の特徴：
- モーターの耐久性が低い
- 防水性能が不十分
- パーツの入手が困難
- 保証期間が短いまたは保証なし
国産メーカー（シマノ・ダイワ）の型落ちモデルを選ぶことで、安全にコストを抑えることができます。
新型が発売されると旧型の価格が下がるため、タイミングを見計らって購入しましょう。
保証とアフターサービスの重要性
電動リールは精密機械のため、アフターサービスの充実度は重要な選択基準です。
シマノとダイワは全国に修理拠点があり、部品供給も長期間継続されます。
保証期間の比較：
| メーカー | 保証期間 | 修理体制 |
|---|---|---|
| シマノ | 1年間 | 全国対応 |
| ダイワ | 1年間 | 全国対応 |
| その他メーカー | 6ヶ月～1年 | 限定的 |
オーバーホールの料金も事前に確認しておきましょう。
一般的に15,000～25,000円程度ですが、メーカーによって差があります。
必要な周辺機器とトータルコスト
電動リール本体以外にも必要な機器があることを忘れてはいけません。
総予算を考える際は、これらの周辺機器も含めて計算しましょう。
必須の周辺機器：
- 専用バッテリー：10,000～30,000円
- 充電器：5,000～10,000円
- 電源コード：3,000～5,000円
- 専用ロッド：20,000～50,000円
マキタ互換バッテリーを使用すれば、コストを大幅に削減できます。
18Vのリチウムイオンバッテリーなら10,000円以下で購入可能です。
コスパを重視した電動リールの活用術
安い電動リールで釣果を上げるコツ
高価な電動リールでなくても、使い方次第で十分な釣果を上げることができます。
重要なのは機械の性能を最大限に活かす技術です。
効果的な使用方法：
- 底取りを正確に行い、魚の居る層を把握する
- 巻き上げ速度を魚の種類と状況に合わせて調整する
- 手巻き併用でバッテリーの消費を抑える
- 適切なドラグ設定で魚とのやり取りを楽しむ
バッテリー管理も重要です。
予備バッテリーを持参し、使用後は必ず充電しておきましょう。
メンテナンスで長持ちさせる方法
適切なメンテナンスにより、安い電動リールでも長期間使用できます。
特に塩水使用後のケアは故障を防ぐために重要です。
基本的なメンテナンス：
- 使用後の真水での洗浄
- コネクター部分のグリスアップ
- 定期的な注油
- 乾燥保管
年1回のオーバーホールを行うことで、機械の寿命を大幅に延ばすことができます。
費用は15,000円程度ですが、新品を購入するコストと比較すれば十分にペイできます。
買い替えタイミングの見極め方
電動リールの買い替えタイミングを適切に判断することで、コストを最小限に抑えることができます。
修理費用と新品購入費用を比較検討しましょう。
買い替えを検討すべき症状：
- モーターの異音や振動
- 巻き上げ力の大幅な低下
- 液晶表示の不具合
- 修理費用が新品価格の50%を超える場合
下取りサービスを活用すれば、新品購入時の負担を軽減できます。
多くの釣具店で下取りキャンペーンを実施しているので、タイミングを見計らって利用しましょう。
まとめ
この記事で解説した安い電動リールの選び方とおすすめ機種をまとめると、以下のポイントが重要です：
- 3万円台からでも実用的な電動リールを購入できる
- シマノとダイワの国産メーカーなら安心して使用可能
- 中古品は状態確認と保証の有無をチェックする
- 周辺機器を含めたトータルコストで予算を検討する
- 適切なメンテナンスで長期間使用できる
- マキタ互換バッテリーでコスト削減が可能
- 型落ちモデルを狙えば高性能機種を安く購入できる
- 修理費用と新品価格を比較して買い替えタイミングを決める
安い電動リールでも正しい選び方をすれば、十分に船釣りを楽しむことができます。予算に合わせて最適な一台を見つけて、素晴らしい釣りライフを送ってください。